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ALWAYS 三丁目の夕日

>>ALWAYS 三丁目の夕日

粗探しとかケチ付けるのが楽しい私ですが(性格悪いな)、そんなものはつける余地の無いっていうかもう涙ぼろぼろですよ!(笑)すっごいツボった。
スリルもショックもサスペンスもない。ただ懐かしい風景が、ありがちな話が、本当に普通に綴られているだけなのに涙が零れてしょうがない。こんなに見て良かったと思える映画は初めてかもしれない。面白い、とかそんな話じゃない。愛しいと思う話。人に伝えるなら良作だ、と自信もって言えます。もちろん私の趣味なので、趣味が合わなきゃ意味ないんですが(笑)

…私気に入っちゃうとすごいベタ褒めしちゃう傾向にあるのでほどほどに読んでくださいね(笑)↓


話は昭和33年。東京タワーが建った年です。
東京下町に集団就職してきた女の子(ちなみに野ブタ。のヒロインの子)。迎える鈴木オートの一家。向かいの駄菓子屋兼売れない小説家。そこに居候することになった少年。そんな3丁目の風景を描いていくお話です。

別に私昭和30年代なんて知らないし(笑)、3種の神器なんて何処にでもある時代に生まれて全く知らない風景なんですがそれでも言いようのないノスタルジーを感じた。言葉にするよりずっと懐かしい。懐かしくて涙が出る。
なんだろ、漫画で言うとささだあすかさん風…?ドラマちっくなものなんて何もなくて、相変わらず文学青年は売れないし(笑)、鈴木オートはボロいままだし(笑)それでも泣けるの。それだけでも不思議(笑)

例えばずっと店先で座っているおじさんとか、たばこ屋のおばちゃんとか。もう見かけない人もいるんだろうけど、私の地元にはまだ見かける場所があるんです。懐かしい風景が普通に生きています。神社の脇に露店があって、お年寄りがボロボロの長屋みたいなところで小さく営んでいる。
スクリーンの向こうは作り物で、CGで(CGっぽさなんて全く感じないけど)、けれど確かにあったもので、そして確実に今に続いている。だって毎日見てるもの。この町が今より50年戻ったらどんな風景だったろう。考えたら涙が出てくる。
そんな風景が余すことなく、けれどさりげなく広がっている。ホントすごいと思った。きっとね、切なくなるのも懐かしむのも涙が出るのも、みんな違うシーンで違う思いで居るんだと思う。もちろん盛り上がるシーンもあるんだけど、それだけじゃないさりげないシーンの1つ1つだ誰かにとって大事なんだと思う。私にとっての大事なシーンとほかの人の大事なシーンはきっと違う。さっきからどう書いたら興味持ってもらえるかなって考えてるんだけど何がどうとか書けるかっつー話…(笑)つーかまた涙出てきた(笑)

もうさ、小説家の青年とかマジ愛しいから!(笑)トレインマンなんてメじゃねーとか思いました。最初なんだこの薄汚ぇ男と思ったんだけどヒロミまじ見る目あるな…!と思いました(笑)
集団就職してきた女の子もかわいいしさー。絶対やると思った!みたいな…(笑)かわいいなくそー。
あー無性に夕日が見たい。

常識で考えてみろよ俺とお前は赤の他人なんだぞ。すごい大好き。
泣きすぎて頭いてー(笑)
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