ki:blog

右手に萌えを、左手にネタを。

<< 君はまだ 疑うことなく 友達と呼べた日々過ごし 今もずっと :: main :: 4 season >>

歌舞伎見た

初めてのかぶき。
案の定話が分かる以前に日本語でおk的に何言ってんのかサパーリ分からなかったのですが所々分かるところもあり点と点を繋いで大体話の流れは読めました。
演目は矢の根、藤娘、越後獅子、盛綱陣屋。
一番最初の矢の根は話もさっぱり分からずとりあえず動きが面白かったです。矢の根を研いで出陣の準備をしている主人公に年始にお年玉に宝船を描いた手紙が届いて、それを枕に敷いて寝たら夢枕に兄が危機をつげ、飛び上がって通りすがりの馬を奪って助けに行く、という話だったんですが、
私の中では「あーなんか手紙読んでジタバタしてるー」「ふて寝!?」「兄ちゃんに起こされたー!」「馬 泥 棒 か よ!」という流れでした、笑。
寝るときの動作がまた可愛いんだけど、でもそのあと登場した馬に全部もってかれた(笑)よく漫画にある学芸会の馬役の滑稽さに劇中に馬が出るって笑いどころだと思ってたんですけどすげー!プロすげー!(笑)動きがリアルに馬っぽい!ということにひたすら感激しました(笑)だってあの前足と後ろ足の連係プレー!動きのしなやかさと躍動感!その上ちゃんと人乗せたんだぜ、すげー!(笑)
という話を観劇後延々としていてウチら何見に行ったんだろうね、て自問自答、笑。

藤娘は踊りで、これも内容はさっぱり分からんのですが、音の無い動きってこうゆうものか、とひどく感心致しました。女性らしい所作というのは成る程優美なものだなと。あと衣装がきれい!
越後獅子は正直一番つまらなかったな…。途中まで被ってた獅子は可愛かったんだけど。後半からは下駄鳴らしたり布きれひらひらさせたり(たぶん越後屋=呉服屋だから)が面白かったけど途中までは正直船漕いでた(笑)

メインディッシュの盛綱陣屋。
この公演自体がそもそも坂田藤十郎?の襲名披露だったんですが、それよりも子役の子が…!先輩はガチで泣いてた(笑)もーホント切ないよこの話!そして可愛い!(笑)
相変わらず内容は理解していないんですが何故か見入ってました。ストーリーは長いので割愛。もうホント子供がなー…だってあいつ初っ端から泣かすんだぜ、このまま生き恥を晒すぐらいなら首を切れ!とかそうゆう…!こどもなのに…!(めそり)それがまた卑怯なことに、そうゆう台詞だけ聞き取りやすく言うんだよね。これが私の死装束ということか、とかそんなん…。<もっと歌舞伎口調だけど。責めて死ぬ前に父と母に一目会いたい、と懇願するこどもに薙刀?を構える婆とか。
一番良かったのはラスト弟の子供が切腹した辺りがほんとうに。囲んで泣き崩れるばーちゃんやらかーちゃんやらと少し距離を置いて顔を顰める兄もまたいい。兄といえば首検分のときの表情の変化もまた良かった。歌舞伎の化粧って目やら口やらすごい派手にでかくなる分、それを使って表現するとすごい良く分かるんだね。顔にあれだけ落書きしてんだから表情って固定されちゃってあんまり分かんないんだけど(笑)目や口の動きっていうのは表情の変化というよりアクションかなぁ。動きと謡い方で表現される世界なんだなーと一人納得してみたり。

そんな感じです!
思ったより面白かった!

ただ問題は歌舞伎って上演時間長いんだね…昼だから4時間だったけど夜は更に長いんだって、むり…。25分→30分休憩→45分→30分休憩→110分とかそうゆう感じでした。
腰、しぬ!(笑)
Anntena > image :: comments (0) :: trackbacks (0)

Comments [↑NEW]

Comment Form

※海外在住だったりコメント投稿が拒否される場合メール欄に「激ダサだぜ!」と入力すると良いですよ。<スパム対策。 キーワードは気まぐれに変わります(たぶん)

Trackbacks

※トラックバックは反映に時間がかかるときがあったりなかったり。